IC TAG

ICタグ

ICタグによる運用サポート

SDGsへの取り組み

ICタグクリーニング管理システムでは、ICタグをクリーンウェア・フード・シューズ等に取り付けることで、今まで難しかった品質管理が可能になりました。

特に洗浄回数の管理に効果を発揮し、指定洗浄回数をオーバーしたウェア(作業と洗浄により劣化したウェア)を着用してのクリーンルームへの入室を制限することで、クリーンルーム環境の清浄化を図ります。

※弊社指定クリーニング会社で運用した場合に限る。

導入のメリット

  • クリーンルーム清浄度の維持に効果的

    洗浄回数毎の評価測定を行うことで、ウェアの個体別の状態を詳細に把握し、最適なウェアの品質管理を実現。

  • ウェアのトレーサビリティの把握

    ウェアの導入時期から、洗浄回数、入出庫の記録までウェア個々の追跡調査が可能。

  • システムの拡張性

    ICタグの特性を生かした在庫管理や入退室管理など、弊社協業会社のシステムを利用する事で、ユーザー様社内での運用も可能。

コインタグとISO 15693

コインタグは国際基準であるISO 15693に準拠しており、
比較的長い通信距離が取れ、機能が簡易的であるため、
コストを抑えることが可能です。
その他さまざまなチップやタグでの運用もできます。

コインタグとISO 15693

「経年劣化」という宿命との決別

クリーンルーム内環境を清潔に保つ高性能クリーンウェア。
作業と洗浄に伴い発生する繊維疲労による経年劣化は避けられません。
そのため、常にクリーンルーム環境を最善に保つためには、定期的にユニフォームを買い替える必要が生じます。

では、「現在お使いのクリーンウェアが、どれほど劣化しているのかご存知でしょうか?」
また、「どの種類のウェアをそれぞれ何着お持ちでしょうか?」

実際このような質問に答えられるお客様は多くありません。
導入初期のウェア性能には関心が高いお客様でも、その後の管理の部分まではなかなか手が行き届いていない場合が多いようです。

高性能クリーンウェアでも、管理がしっかりされていなければその性能は十分に発揮されません。
例えば、買い替え時期の遅れによるウェア劣化は、クリーンルームの汚染要因となり、製品不良の原因となりえます。
また、ウェア劣化の状況が把握できていないため、膨大な量の無駄な買い替えも頻繁に起きているようです。
厄介なことに、これらの問題はウェア管理を行わない限り、発生していることさえ気付くことが出来ないのです。
そんな状況の中、「ウェア管理を手軽に」というニーズから誕生したのが「ICタグシステム」です。

ICタグを個々のクリーンウェアに取り付け、洗浄回数をカウントすることにより、繊維疲労の状態を把握でき、
指定洗浄回数に達したウェアの着用を制限し、クリーンルーム環境を正常化することが可能となりました。
また、指定洗浄回数に達していないウェアは、買い替え時期を遅らせウェア購入の経費削減につなげる等、難しいと思われていたウェア状態の把握・管理が、容易に、正確に行えるようになりました。

経年劣化は避けられません。しかし上手にお付き合いすることはできるのです。

独自の運用システムから見える将来性

2005年から業界に先駆け、協力クリーニング工場と共にICタグによるウェア管理のシステムを確立しました。

しかし、管理する上で重要なことは、導入後の運用です。
ガードナーでは、システムの構築後もお客様からの意見をもとに改善を繰り返し、
お客様にとっての最適な運用ノウハウをご提案しています。

その成果の一つが「システムの拡張」です。

クリーニング管理システム以外にも、お客様のご意見・ご希望に応えるため、協業システム会社と連携して、
ICタグの特性を活かしたシステムの提供が可能となっています。

「クリーニング会社の営業地域外でICタグを利用したクリーニングシステムが利用できない」
そんなお客様のために、自社内でウェアの配布(貸出)状況やクリーニングの入出庫を管理できるシステムを提供可能です。

「クリーンルームへの入退室を管理したい」
そんなお客様のために、ICタグを利用して施設への入退室を管理すると共に、クリーンルーム内の在室状況も把握でき、災害時の従業員の位置管理に役立てるようなシステムも提供可能です。

このように、クリーニング管理システム以外にも、ICタグの特性を活かした「システムの拡張」で、
お客様のニーズにお応えするシステムをご提案いたします。